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ケアンズ補習校

クラスだより 小学6年生・中学3年生の教室から

更新日:2021年12月25日

 小6・中3合同学習プロジェクト

「話し合って、提案をまとめて、説得力のある文章を書こう」


小学6年担任 平瀬 健一

中学3年国語担当 小嶋 亜希


 「中学3年生が小学6年生と一緒に学習する機会を作りたい。」中学3年生の提案がきっかけで、今年度の小学6年生と中学3年生は上記の学習を合同で実施しました。


(平瀬)例年ですと、小学6年生は教科書に掲載されている「日本文化を発信しよう」を学習するのですが、この学習単元の発展課題として、「ケアンズで起こっている問題」を「日本語で発信する」学習内容に変更して、取り組むことになりました。


(小嶋)中学3年生は、2学期に単元「合意形成に向けて話し合おう」の中で会議を開きました。議題は「下の学年と交流をはかるために、中3生として出来ること。」互いの意見を生かして「6年生との合同プロジェクト」という1つの提案にまとめました。教科書では、ここまでなのですが、その発展として実際に6年生に提案したところ快諾していただき、今回の合同学習を行うことになりました。

ケアンズ日本語補習校では、異なる学年で長期にわたって合同学習するのは、初めての試みですが、予想以上の成果を上げることができました。

 

 最初に、「ケアンズで起こっている問題」について、どのようなテーマでまとめていくかを決めました。「水不足」「農薬などの環境破壊」「詐欺メール・SMS」の3つのグループを作ることができました。

 その後、限られた時間の中で、グループ内での話し合いや、それぞれ個人の資料(パンフレット)作成などなど、一人ひとりよく頑張ってくれました。お互いに、とても良い刺激になりました。そして、12月4日に小6・中3合同グループ発表会を開きました。保護者の皆様にもオンラインにて参観できる機会を提供することができました。一人ひとり、とてもよくがんばって、異学年でありながら、しっかり協力できて、大変有意義な発表会になりました。とても素晴らしかったです。


(プロジェクト後、中3生の感想文より)

「下の学年と一緒に授業ができることがとても楽しかったです」

「戸惑うこともありましたが、(同じグループの)メンバーがサポートしてくれたおかげで、発表に向けてやりがいを感じることができました」

「僕は、相手の立場に立った説明方法や物事の進め方をこの授業で学び、思いやりや協調性、責任感やリーダーの重要性を熟考し、施行の幅がさらに広がったように思います」

「(6年生の頑張りに)僕は感動しました」

「このプロジェクトは毎年行われるようになって欲しいです」

「誰にとっても大切なプロジェクトだったと深く思いました」





























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