今年は、コロナ禍の幕開けで、卒業式・入学式は中止、校舎の引っ越し、1学期は閉校と、実に右往左往の始まりになってしまいました。とはいえ、ケアンズ市の感染者はほぼゼロ状態を保ち、2学期からは通常授業が始まり、補習校としては、無事2020年が終わろうとしています。
2学期からは、それまでできなかった行事を、保護者役員の皆さんのご尽力で毎週次々と行うことができました。卒業、入学の記念写真撮影会、火災避難訓練、ロックダウン訓練、そしてコロナ情勢次第、と様子をうかがっていた、課外授業(昨年まで全校遠足)まで実施することができて、再開校以降は、授業も行事も大変充実した、良い年を送ることができました。
これまでよりは範囲の小さい新校舎であること、社会的距離を置くこと、保護者全員を校舎内や教室に招くことができないなど、少々の不自由さはありますが、保護者役員、安全委員、ボランティアの保護者、家庭学習をより一層、熱心に手伝って下さった保護者、皆様のご協力で、教師陣もこれまで通り毎週の授業に励むことができました。
各児童・生徒の努力、保護者、教師陣、日本人会、領事館、海外子女教育、日本政府、上げきれないほどの皆様のご厚意、協力のおかげ様で1年を恙なく(と表現して良いくらい)終えられそうです。ありがとうございました。
各クラスの作品を、より多くの皆様に見て頂ければと、入り口のガラス戸に貼っておりましたが、送迎の際、ご覧頂けたでしょうか。本年の最後に、毎年興味深いな、と感心して拝見している、3年生の「食べ物の秘密」作品をここに掲載いたします。
では皆様、難儀な世界情勢ではありますが、いつの時代も教育界はより良い未来を願っている筈です。長い道のりであろう、お子様の教育を諦めず、ご自身も学ぶ姿勢を保ち、子孫の世界がより意識の高い、平和な地球となりますよう、来年がより良い年となりますよう、心から願い、年末のご挨拶とさせて頂きます。
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